コーシャワイン|イスラエルワインとユダヤ教の食事規定

コーシャワイン|イスラエルワインとユダヤ教の食事規定

コーシャワインに関する問い合わせが来たことから、普段は気にせず輸入している 各ワイナリーの実情を調べることになりました。 ユダヤ教の食事規定を守って造られたのがコーシャワイン。醸造から瓶詰めに至る まで、ワインに触れて良いのは正統派と呼ばれるユダヤ教徒に限られており、また 認定を受けるにもユダヤ教認証団体から派遣された聖職者ラビの検査を受ける必要 があるのだそうです。

食事規定には食べてよいものや調理法などがこと細かに定められていて、ユダヤ人たちは現在でもこの規定を守って生活しています。イスラエルの会社で働いていた頃、同僚達が良く来日し、その度に彼らを食事に誘うのですが大変な目にあったものです。コーシャを一つ一つチェックすると、日本には美味しいものが一杯あるのに本当に限られた物しか食べられず、いやはや何とも難儀な事でした。

ところが、ここ1年ほどの間に知り合ったイスラエル人達はこの食事規定を全く気にしないのです...過去に会ってきた人たちは少なくとも何らかの形でコーシャを守っていましたので、全く気にしない人たちに最初はびっくりでした。結局のところ、あまり既成概念でひとくくりに捉えずに、個人対個人のお付き合いを軸に考えた方が良いと言うことでしょうね。

さてコーシャワイン。現在販売しているバルカン、セガル、ビンヤミナ、プサゴットの全てのワインがコーシャワインであることが分かりました。ヘブライ語で書かれているので分からないのですが、どうやら裏ラベルにマークが記載されているようです。コーシャ食品は健康にも良いと注目されているようですよ。


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