軽やかさと素朴な味わいで日常に溶け込むバルカンワイナリーのプティ・シラー

バルカンのプティ・シラー
今回は、久々にバルカンのクラシック・シリーズ、プティ・シラーの登場です。
プティ・シラーの特徴としては黒っぽい濃い色に強靭なタンニンを備えた、
野性味あふれる力強い味わいが上げられますが、
このバルカンのプティ・シラーはちょっと趣が違います。

ジュデアン・ヒルズのすぐ西隣りに位置する
サムソン地区で収穫された 選りすぐりのブドウが使われていて、
色は幾分黒っぽく、濃い赤紫色をしていますが透明感があり、
魅惑的な雰囲気を感じさせます。
ボトルを開けると柔らかく豊かな果実香が広がり、
これにゴムの香りや微かに土の香りも重なって、
素朴な趣と奥深さを漂わせています。
口に含むと、 強靭なイメージとは裏腹に、 ふくよかな果実味に柔らかな渋み、
控えめな酸味が程よく交り合い、 そして後から微かに果実の甘味が重なります。

これら全体のバランスがとても良く、 濃厚さや凝縮感とは違う、
素朴で透明感のある味わいが軽やかさを醸し出し、
余韻として漂う豊かな果実風味がミディアムボディの味わいにアクセントを添え、
飲んでいて飽きません。

気取らずに、日常の中で気軽に楽しむのにピッタリの飲みやすさで、
何とも素朴な味わいがクセになりそうです。
カベルネやメルロ、シラーズともちょっと違う、
このバルカンのプティ・シラーの味わいも良いですね。

他のイスラエルワインはこちら：　IJCMドットコム