ビンヤミナのBINシリーズ｜シャルドネ

梅雨が明けたと思ったら今度はいきなり猛暑が続いていますが、
こんな時にはやっぱり冷えた白ワイン。

今までは樽香の香るシャルドネよりも、
さっぱり系の方が夏に似合うと感じていたのですが、
最近は何故か気に入ったシャルドネに出会う機会も増えて、
こだわりなく“暑い時には白ワイン”と気分の方もすっきり。

ビンッヤミナ・BIN｜シャルドネ2012

そんな中から今日のシャルドネは
ビンヤミナのBIN シャルドネ 2012。
他にも幾つかあるのですが、
『今日は私でしょう！』とエチケットが誘っている気がしまして。

白い花の香りが漂い、色は濃い目のしっかりとした黄金色。
ねっとりとした舌触りにしっとり感が重なり、
とても滑らかな口当たり。
ピーチやパイナップルなどのほのかな甘さに
バニラの香りが流れますが、
余韻に広がるスパイシーな刺激が柔らかく口蓋を引き締めて、
キリッとした趣を醸し出しています。

しっとり感と微かなバター風味、
ほのかな果実の甘み、
スパイシーな余韻、
これらが滑らかな口当たりと共に品よく重なり合って、
何ともバランスの良い味わいが広がります。

幾分冷やして飲むと、今度は柔らかな青りんごの酸味や
ライチの上品な酸味が顔を覗かせます。

飲む温度によっていろいろな味わいが
現れては語りかけて来て、
濃縮感、とろみ、滑らかさと共に程よい酸味が心地よく、
食前酒にピッタリじゃありませんか。
どんな前菜にも合いそうな、
柔らかく包み込む雰囲気が漂います。