フルボディの凝縮感と軽やかさを併せ持つティシュビ・エステートのカベルネ・ソーヴィニヨン

今日のワインはティシュビのエステート カベルネ・ソーヴィニョン2009。
このカベルネは熟成感、凝縮感をにじませながらも、
ふくよかな果実味の広がる軽やかさと柔らかさを併せ持っています。
がちがちの、重たくどっしりとしたカベルネとは違い、
熟成感の割にはあまり構える必要のない軽さが
親しみやすさを醸し出しています。

ふくよかな果実味がセンターを務め、
酸味はマイルドで渋みも控えめ。
酸味、渋みが苦手な人にもぜひお薦めしたい１本です。

この濃厚ながらも重さを感じさせない柔らかく軽やかな果実風味が、
どっしりとした肉料理よりも赤味の魚、
あるいはクリーミーな料理を連想させます。
食前酒の趣とは違いますが、
何か料理がほしくなる、そんな食欲を掻き立てられます。

料理と一緒に楽しんだ方が良さそうですが、
アルコール分は15%ですからね。
余韻に広がるアルコールの気配も心地よいものの、
飲み過ぎにはご用心。

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