オーストラリア・ワインのシラーズ

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イスラエル以外のワインを選んでいると、何故かオーストラリアのシラーズに当た
ります。以前にもピーター・レーマンのシラーズを取り上げましたが、今回はヒー
スフィールド・リッジ シラーズ2008。
飲み頃になるまで出荷しないのもこのワイナリーの特徴らしく、ヴィンテージは他
と比べると少し前になるようです。
ヒースフィールド・リッジのシラーズ
開けて見ると、どろっとしていて熟成感たっぷりの趣で、黒系果実の香りや湿った
土壌の香りが漂います。果実風味は豊かですが甘みは無く、ドライな感じです。
『少し時間を置いた方がいいかも』と思いながらグラスを重ねるうちに、徐々に酸
味ベースの果実風味にふくよかさが加わり、柔らかでスパイシーな香りも広がるよ
うになります。
全体のバランスも良くなってきて、あと2~3時間もすればもっと豊かな味わいが
期待できそうな、そんな味わいになってきます...

『この酸味ベースは食事に合いそう』と余裕も出てきて、有り合せのパン、ハム、
マヨネーズなどと一緒に食してみると、酸味がまろやかになってとても美味しい
じゃありませんか。 どうやらこのワインは食事と一緒に楽しむのが良さそうです。

参考:
『ピーター・レーマン バロッサ・シラーズ』の過去ログはこちら。(2013.11.25)