秋の味覚とビンヤミナ シャルドネ2013

秋の味覚とビンヤミナ シャルドネ2013

*秋の味覚にはやはり白ワイン: まろやかな酸味のシャルドネ
秋も深まり、今が旬の鮭を使ったクリーム煮やムニエル、
あるいはキノコ料理など、秋の味覚を楽しむ機会が増えてますよね。
これらの料理に誘発されて、やはり白ワインが飲みたくなって、
久々に取り出しましたのがビンヤミナ・シャルドネ2013。

ビンヤミナ・リザーブ|シャルドネ2013-1
このシャルドネ、まろやかな酸味に柔らかくスパイシーな刺戟が心地よい、
バランスの取れた上品な味わいが特徴で、
いわゆるキンキンに酸が効いた、
ミネラル感たっぷりのシャルドネではありません。

イスラエルのシャルドネでこのようなタイプに出会ったことは無く、
これが最近の傾向なのか、イスラエルの特徴なのかは分かりませんが。11月に入って気温も低めになって来ていますから、
気軽にそのまま飲んでみますと、
澄んだ柑橘類やパイナップルの香りが爽やかに広がり、
口当たりはとても滑らかで濃厚感に満ち、
しっとりとした重さを感じる味わいが広がります。
後から樽の燻製香でしょうか、
以前は感じなかった微かなバター風味も流れます...

ビンヤミナ・リザーブ|シャルドネ2013-2

これはこれで悪くは無いのですが、何となくしまりのなさも感じられ、
“温度が少し高いかも”と、やはりちゃんと冷やすことにします。
そうですよね。手を抜いてはいけません。

*ちゃんと冷やして飲むと...
柑橘類、パイナップル等々の爽やかな果実味に、
アプリコットやマンゴーを思わせる微かな甘味も交り合い、
バター風味は少し奥に引っ込んで、
透明感漂う、滑らかで奥深い味わいが広がり始めます。温度の変化と共に適度のミネラル感も顔を覗かせて、
様々な顔を見せながら、まろやかで、爽やかで、
全体のバランスが何とも素晴らしく、
奥深さ、複雑味と共にしっとりとしていて落ち着いた、
上品な雰囲気が漂います。

飲む人を満足させてくれる期待通りの味わい...
いつ飲んでもこのシャルドネは良いですね。

 

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