日本の中のイスラエルの香り
- 2014.06.09
- イスラエルに関わる出来事
- ハムサ, 中東のお守り
レストランの壁に掛けてあるハムサがふと目に留まり、日本の中にある何気ない イスラエルの香りに心が和みます。ただしこのハムサ、イスラエルに古くから伝わる お守りと思っていたのですが、ユダヤ教独特のものではなく、イスラムも含めた広く 中東で使われているお守りなのだそうです。手の形は神の手による加護を表し、 さらに中心に一つの目が埋め込まれていて、この目には悪をはねかえす魔除けの意味 があるのだとか。
以前にも触れましたが日本の神道とユダヤ教の習慣には似たところも結構ありまして、 例えば日本に古くから『お守り』を持ったり神棚の周りに張ったりする習慣がある ように、イスラエルでもタクシーに乗ると大抵の運転手がこのハムサを運転席に付け ていますし、建物や部屋の入り口にはメズザと呼ばれるお守り札(護符)が張り付け られているのを目にします。 最もこれらはあまり宗教的な色彩は強くなく、ごく当たり前にある生活の一部みたい な感じのようです。ハムサも、いろいろと装飾されて部屋の飾りやキーホルダーに なって土産物屋で売られていると言うのが気楽で良いですよね。
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