アンオークのシャルドネが凄い!
- 2015.06.27
- イスラエル-白ワイン
- アンオーク, シャルドネ, ビンヤミナ
皆様から高い評価を得ているビンヤミナのシャルドネは、フレンチ・オーク樽と
ステンレスタンクでそれぞれ発酵処理されたものをブレンドして造られていますが、
これとは別に、100%ステンレスタンクのみで発酵処理が施された『アンオークの
シャルドネ』があります...
フリーランジュース(破砕時に果粒から自然に流れ出た果汁)のみが使われていて、
自然清澄の後にステンレスタンクへ移され、マロラクティク発酵は行わず、
特別なイースト菌と共にドライスタイルの発酵を経て仕上がったものだそうです。
こちらもスクリューキャップが使われていて、
栓を開けるとスミレのようなフローラルな香りと共に
少し酸味がかった気配が漂います。
色はしっかりとした濃い目の黄金色。
舌触りはとても滑らかで、しっとりとした味わいが広がり、
後から柔らかく深みのある刺激が湧き上がって来て
口一杯に広がります。
“アンオーク”と言う言葉からイメージするミネラル感のような硬さは全くなく、
一方で果実風味もほとんど感じさせず、
濃厚な口当たりと共にしっとりとした柔らかな酸味が広がり、
アルコールの気配も漂う優雅で気品に満ちた大人の時間が流れます。
余韻に広がる柔らかく包み込むような刺激も魅惑的で、
これは凄い味わいですね。
ただし、しっとりと落ち着いていた味わいは
きゃぴきゃぴした雰囲気には合わず、
ちょっとフォーマルに姿勢を正して飲むような印象です。
料理でしたら礼儀正しくコースに合わせて飲む感じで、
くだけて気軽に飲むのはちょっと失礼な、
そんな気品が漂います。
飲む場面には気を使った方が良さそうです。
近々販売を開始しますので、
ちょっと勝負したいような場面がありましたなら
ぜひお試しあれ!
シュル・リー製法とステンレスタンクを組み合わせた、
こんなシャルドネもあります:エラ・ヴァレー・ワイナリーのシャルドネ
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