神楽坂のフレンチビストロ 『ブラッスリー・グー』

神楽坂のフレンチビストロ 『ブラッスリー・グー』

ビストロとブラッスリー...同じ意味?

イスラエルの友人とは神楽坂界隈で良く一緒に昼食を取りまして、
カナル・カフェや東京日仏学院の中にあるラ・ブラスリーに続いて、
今回は『ブラッスリー・グー』。
1,000円で美味しいランチが食べられるとの話を聞きつけましてね...

まずはワインを選ばなくては

お昼ですからね。 二人で2本は多いので、
白はパス。最初から赤ワインを注文する事にします。
ところがワインリストには結構の数のワインが並んでいて、
これがそんなに簡単な作業ではありません。

...そんな中から選びましたのがボルドーの
シャトー ベリル・モンドット 2007 サンテミリオン グランクリュ。
ラベルには、“シャトー元詰め”なんて文字も見られます。

さてこのワイン、
柔らかくて品の良い香りが湧き立ち、
イスラエルワインとは明らかに異なる、
そしてフランスワインではいつも感じる、
果実味は控えめの、ほのかに苦味も漂う硬質な味わいが広がるのです。

いやいや、ただ硬質なだけではなく、柔らかな深みを湛えた味わいで、
控えめな酸味と細やかな渋みのバランスもとても良く、
ミディアムボディの骨格に重なる
落ち着きのある風情が良いじゃありませんか。

料理は前菜と主菜の二品を選ぶことができまして

私はサーモンのマリネに豚バラ肉の赤ワインヴィネガー煮込み、
友人はオニオンのキッシュに仔羊の煮込みを頼みます。

そして特に主菜の方の、豚バラ肉の何とまあ美味しい事!
友人も仔羊の煮込みがすっかり気に入ったようで、
二人とも料理に大満足です。

そしてここからワインが実力を発揮し始めまして...

このワインの味わいは、
料理と一緒に飲まれた方が如何なく実力を発揮するタイプ。
今日の主菜とは相性もピッタリで、
互いに高め合い、素晴らしい雰囲気を醸し出しています。

つられてワインを飲むペースもどんどん速くなり
直ぐにボトルの半分が空き、さらにボトルの底も近づいてきた頃、
徐々に果実味が顔を覗かせて、
艶やかな味わいが広がるじゃありませんか。

 

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