イスラエルで花開いたエメラルド・リースリング|イスラエルワインを楽しむ
- 2015.01.26
- イスラエル-白ワイン
- エメラルド・リースリング, バルカンワイナリー
カリフォルニアから持ち込まれたエメラルド
エメラルド・リースリングは、イスラエルには1970年代後半に持ち込まれた品種ですが、
当時イスラエルでは白ワインが主流を占めていて、
中でもこのエメラルド・リースリングが最も高いシェアを占めていたようです。
現在でも相変わらず白ワインの中ではエメラルド・リースリングの人気は高く、
この品種のこれだけの成功は他の国では見られないとの事で、
この点は繰り返し述べておきたいところです。
バルカン・リザーブ シリーズのエメラルド
さて今回取り上げていますのはBarkanの Reserve Emerald Riesling 2013。
収穫から2年目に入って色合いにも薄い黄金色の気配を見せ、
胡蝶蘭を窺わせる白い花の香り、熟したパイナップルやライチの香りが漂います。
口に含むと、 ほのかな果実の甘み、微かな苦味、そして柔らかくスパイシーな刺激が交錯し、
これらのバランスのとても良い、 上品で洗練された味わいが広がります。
良く冷やして飲むのがお薦めですね。
透明感が一層際立ち、 雑味の無い、
豊かな果実味が湧き上がります。
そして余韻に漂う微かなアルコールの気配が、
まろやかで深みのある味わいを醸し出しています。
軽やかで品の良い、 滑らかな口当たりは食欲をそそり、
どんな前菜とも合いそうで、 これから始まる食事への期待感が高まるばかり。
飲んでいて飽きません。
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