イスラエルの高品質ワイン｜ビンヤミナワイナリーのサファイア

宝石の名前がついているビンヤミナのChosen サファイアは、
人気も高く次々と売れてしまうのですが、
ヴィンテージが2010年から2011年に切り替わるときに、
年明け用にと2010年最後の１本を残しておく事にします。
新年に明るい趣を添えるのにはピッタリですから。

＊カベルネ・ソーヴィニョン、メルロ、シラーズのブレンド
そんな訳で残っておりましたこのサファイア。
普段、単一品種を楽しむ事の多いイスラエルワインにあって、
カベルネ・ソーヴィニョン、メルロ、シラーズのブレンドです。
そうなんです。
ブレンドとしてはボルドー・スタイルを引き継いで、
カベルネとメルロを中心にカベルネ・フランやプティ・ヴェルドが
ブレンドされることが多い中で、
これはオーストラリア・スタイルなのでしょう。

イスラエルはテクノロジー立国の国。
世界中からワイン造りのノウ・ハウを取り入れながらも、
常に新しい事に挑戦し続ける気鋭の現れでもありそうです。

＊ブレンドの味わい
ビンヤミナの“Chosen”シリーズは、
５年目当たりから一層まろやかで落ち着いた味わい
が楽しめると感じておりまして、
そして期待に違わずこのサファイアも、
複雑で何とも豊かで深みのある素晴らしい味わいが広がるのです。

確かにブレンドのワインは、
単一品種に比べるとまろやかで柔らかな味わいが楽しめますよね。
さらにこのサファイア、抜栓後の１日目より２日目、
２日目より３日目と日を追うごとに柔らか味が増して行く印象なのです。

もちろんワインだけでも十分楽しめるのですが、
料理と一緒の方が一層深みのある柔らかな味わいが楽しめる、
何故かそんな不思議な気配も漂います．．．

＊古めのヴィンテージを．．．
イスラエルワインはとにかくすぐ飲まれてしまいますから、
ヴィンテージの古いものにはなかなかお目に掛かれません。
今年は意識して少し古いものを取り揃え、
試す機会を増やしてみたいものです。

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