ティシュビ・エステートの9年熟成赤ワイン【カベルネとメルロ】
- 2017.08.26
- イスラエルー赤ワイン
- カベルネ, ティシュビ, メルロ, 熟成ワイン
イスラエルワインは意外に長熟タイプのものが多そうです。
リリース当初から存分に楽しむことができるのですが、
8年、9年経っても益々輝きを見せるところに造りの良さを感じます。
ティシュビ・エステートのカベルネ2008とメルロ2008
先日、カベルネ 2008とメルロ2008を立て続けに開けたのですが、
その素晴らしい味わいにびっくりしてしまいます。
そう言えば皆様からも、
『忘れて放って置いたワインを空けてみたらとても美味しかった!』
と言う話が次々届いたりしましてね。
多くのイスラエルワインは、
9年や10年は平気でその味わいを楽しむことができる、
あるいは歳が経つことに一層の味わいを楽しむことができる、
と考えても大丈夫な気がします。
尤も10年を超えてとなりますと分かりませんし、
全てのイスラエルワインが、と言う事でもありません。
さてカベルネ2008はと言いますと...
メルロと同じく、微かにレンガ色も混じるガーネット色が年輪を感じさせます。
樽香、スモーク香が中心で、
奥の方から熟した果実香が微かに顔をのぞかせています。
澄んだ口当たりに心地良い酸味、
深みのある味わい、
柔らかくほのかな甘味と凝縮感、そして渋みと刺激...
いろいろな味がバランス良く交じり合って、
複雑味豊かな味わいを奏でています。
たっぷりとした熟成期間を経て、
今覚醒する豊かな味わい...
澄んだ味わいに濃密感があふれ出し、
心地良い酸味が品の良さを醸しだし、
艶やかさも匂わせながら、
大事なひとときを鮮やかに彩る1本と言えるでしょう。
深い余韻がたまりません...
バランスの良さ、奥行き、深み、厚み、複雑味豊かな味わい...
5,000円台、6,000円台のワインと比べても決して引けをとりません。
これが3,000円台というのは、もう価格破壊に近いですね!
味わいは高級赤ワインの仲間入りをするエステートの赤ワインです。
10年目、11年目の味わいが気になる
残り少なくなってきた2008年のカベルネにメルロですが、
何本か残しておいて、
10年目、11年目はどうか...と楽しみにしたくなりますね。
ティシュビ・ワイナリーのワインはこちらから: 『ティシュビのワイン一覧』
-
前の記事
4年目を迎えたプサゴットの高級フルボディ赤ワイン 2017.07.28
-
次の記事
イスラエルの注目品種:プティ・シラー【濃密なフルボディ赤ワイン】 2017.09.17