フレンチ・リースリングの飲み頃温度|ティシュビの白ワイン
- 2016.09.08
- イスラエル-白ワイン
- エメラルドリースリング, ティシュビ, フレンチコロンバード, フレンチリースリング, 飲み頃温度
ティシュビのフレンチリースリング
ちょっと酸味がキツいと言う理由で嫌われる方もいるのですが、
本来はそんな味わいでは無く、
たぶんこれは飲むときの温度によるのだろうと考えているところです。
ティシュビのカタログではおすすめの飲み頃温度は8℃~10℃...
これはかなり低い温度と考えるべきでしょう?
どれくらい冷やせば良いか?
夏場でも最近はあまりがんがんエアコンを効かすことはありませんから、
室温はだいたい28℃前後くらいでしょうか。
もしワインを部屋の片隅に置いておいたとしますと、
氷水で冷やす場合は1℃冷えるのに1分掛かると言われていますから、
20分近く冷やす計算になります...
そんな事を考えながらフレンチ・リースリングを開けて見ますと、
フローラルな香りに柑橘類の香りが混じり合い、
エメラルド・リースリングの微かな甘みに、
後からフレンチ・コロンバードの青リンゴの酸味が重なります。
と、ここまでは悪くはないのですが、
確かに徐々にトゲのある酸味が存在感を強め始め、
気がつくとボケた味わいの中を漂っているのです。
ちなみにワインはまだ室温のまま。
これはやはりちゃんと冷やして飲むべきで...
計算では20分ですが、10分ほど冷やした頃でしょうか。
飲み口に冷たさを感じる程度ながら、
徐々に味わいに透明感が現れて、
滑らかですっきりとした風味が奥の方から湧き上がり始めます。
...そしてもう少し頑張って15分ほど冷やした頃。
口当たりは軽やかで滑らか。
存在を主張していたトゲのある酸味はすっかり奥に引き下がって、
すっきりと爽やかな味わいに、
柔らかな余韻とほのかな酸味が溶け合うのです。
このワインの飲み方は
15分ほど冷やしたら氷水からは出して、
飲みながら徐々に温度が上がっていくのが良いでしょう。
ほのかな酸味と柔らかな余韻の重なり合う、
何とも心地よい時間の訪れを愉しむことができます。
ティシュビ・ワイナリーのワインはこちらから: 『ティシュビのワイン一覧』
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