盛夏と赤ワインと飲み頃温度|ティシュビのデイリーワイン
- 2016.07.27
- イスラエルー赤ワイン
- シラーズ, ティシュビ・ヴィンヤーズ, 飲み頃温度
再来週のイスラエルワインフェア2016に向けて、
あれこれワインを選んでいるときに、
目にとまりましたのがティシュビ・ヴィンヤーズのシラーズ。
夏祭りの準備の会で、皆で飲もうと用意したのですが、
そのまま放って置かれた可哀想な赤ワイン...
ここで思いつきましたのがワインの飲み頃温度。
場所は屋内のラウンジが使われる予定ですからね。
『このワインで、室温(28℃前後)での味わいを確認しておこう...』
ティシュビ・ヴィンヤーズ シラーズ2014
栓を抜いてみますと、色は透明感があって明るさの漂う赤紫色。
そして華やいだ明るく若々しい果実味に少しツンと来るロースト香。
喉の奥から湧き上がるスパイシーな余韻も心地よく、
軽やかで豊かな果実味が広がるのですが、
一方でかすかにジャムっぽさも感じる甘みも重なって、
ちょっとしまりのない濃厚な味わいが雑味となって漂うのです。
なるほど...これは確かに、
『少し冷やした方がよさそう』な気持ちにさせられます。
そこで、ほんの10分ほど氷水で冷やしてみると...
雑味は消え、透明感とともにふくよかで厚みのある果実味が現れて、
上品で柔らかい、何とも素晴らしい味わいが顔を見せ始めるのです。
抜栓直後にやけに香りがたつと感じる場合などは、
ひょっとしたら少し温度が高すぎるのかもしれません。
ちょうどよい温度に向けて...
こんな時にはほんの10分程度氷水につけるだけ。
ビンに触った時に少し冷たく感じる程度、
ビンにも注いだグラスにも全く水滴がつかない程度が良さそうですよ。
香りは幾分抑えられますが、
雑味の消えた、マイルドな味わいが口一杯に広がるのが分かります。
そしてここから少しずつ温度が上がっていくのですが、
一端冷やした後はもう気にする必要はありません。
香りも徐々に戻ってきて、
素晴らしい味わいとの出会いの時がやってくるのです...
『そうだ! 再来週のイスラエルワインフェアにはこのシラーズも持って行こう!』
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