天ぷらとワイン

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久しぶりに家族が揃い、天ぷらを食べに行ったのですが、合わせるのはやはり
ワイン。海老天にレモンが付いてくるように、酸味の白ワインが合いそうなのは
明らかですからね。
良さげなシャルドネがあってボトルでお願いするか悩みますが、飲むのは私一人
ですし、持ち帰るのも面倒なので結局ハウスワインをお願いする事にします。
天ぷらとワイン 白ワイン
白はグルナッシュ40%, ヴェルメンティーノ40%, ユニブラン20%のブレンド。
店の人が注いでくれるのですが、『何となくワインは不得手のような...』と
不安げに見ていると、こちらの気持が伝わったかのように、グラスの一番太い部分
をちょっと超えた当たりで手が止まります。
香りを考えての事ならもう少し少な目でしょうし、何とも微妙な量じゃありませ
んか。『そこまで行ったならもう少し注いでも...』とも思ってしまいます。

量の事は振り払い、ワインに注力してみると、複雑味や奥深さなどは期待できな
いものの軽やかで爽やかな酸味の味わいにほのかにフルーティな風味も漂い、天
ぷらに合いそうで『これは悪くはない』。

ところが、肝心の天ぷらがいけません。具材、油、衣、どれをとっても今一つ元気
がなく、今日はよほど板前の調子が悪かったようです。ここも名店の一つなんです
けどね。