温暖化とイスラエルのハイテク農業
- 2014.09.08
- イスラエルに関わる出来事
- ネゲヴ, ブドウ園
地球温暖化の影響を受け、巨大災害のリスク増大の警鐘を鳴らす番組が放映されたり、 オーストラリアのワイン業界での異変を伝える記事が載ったりと、温暖化がすでに随 分差し迫った問題になっていることが立て続けに報道されています。収穫量が減った り増えたり、地域の適応作物が変わってしまったり、日々の生産だけではなく近未来 への準備も進めなくてはならない農業従事者は大変ですね。 バルカンのネゲヴ砂漠にあるブドウ園
さてイスラエルの話。イスラエルがハイテク分野に優れていることはご承知と思いま すが、実は農業立国でもあります。ハイテク技術を取り入れた農業分野の躍進は素晴 らしく、生産性も日本の50倍とか。イスラエルの農業はハイテク産業、情報産業なん ですね。ワイン業界でもその傾向は顕著で、砂漠だって何のその。イスラエル南部に 広がるネゲヴ砂漠も重要なブドウ産地の一つになっています。 これらを可能にしている土壌改良技術や点滴灌漑技術などの基盤は水に関わる技術で、 世界中に輸出されているそうです。温暖化に向けて関心の高い分野ですし、日本の農 業ももっとイスラエルとの交流を深めてみては、と思うのですが。
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