イスラエルの土壌に合うぶどう品種|カベルネ・フラン
- 2016.07.01
- イスラエルー赤ワイン イスラエルに関わる出来事
- カベルネ・フラン, プサゴット, ボルドー, ロスチャイルド男爵
プサゴットのカベルネ・フラン
ちょっとした記念日にと、
秘かに取って置いたプサゴットのカベルネ・フラン2011を開けたときに、
抜栓直後からの深い味わいの素晴らしさに魅了されることになります。
プサゴットのカベルネ・フランは暫く入荷が滞りそうなものですから、
一層その繊細な味わいが輝いて見えます...
奥行きの深さを感じさせる柔らかなタンニン、心地よい酸味、
そしてスパイシーな刺戟が重なる豊かな味わいが広がり、
何故か深い熱帯林を思わせるような湿った土壌の香りに
草木やシダの香りが交り合い、
複雑味漂う素晴らしい味わいのハーモニーが続くのです。
イスラエルのカベルネ・フラン
今までにヴィトキン、プサゴット、そしてティシュビの
カベルネ・フランを堪能してきましたが、
これだけに留まらず、
イスラエルでは多くのワイナリーが
カベルネ・フランを生産していまして、
かつ高い評価を勝ち得ている品種の一つです。
カベルネ・フランはイスラエルの土壌に合うと、
広く認識されているのかも知れません。
そして歴史的な巡り合い...
ご存知のように、カベルネ・フランと言えばフランスの
ボルドー原産の赤ワイン用ブドウ品種。
振り返ってみれば1980年代に、
シャトー・ラフィットのエドモンド・ロス チャイルド男爵が
イスラエルに新しいワイン造りを持ち込んだ時に、
イスラエルの土壌の特徴を考慮しながら、
フランスから持ち込まれましたのが
当時の中心品種であったカベルネ・ソーヴィニョン、マルベック、
そしてカベルネ・フラン。
カベルネ・フランは既にこの時にイスラエルへ持ち込まれていたんですね。
その後、市場ニーズに合わない事から一時すたれますが、
市場が高品質ワインへと変貌を遂げる中で
イスラエルに根付いていく事になるのです...
イスラエルの中心的な品種へとの期待の高いカベルネ・フランに注目です。
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