ワイン&ワイナリ-の選択 ~ ビンヤミナ・ワイナリー
ビンヤミナ・ワイナリー( Binyamina winery )
ビンヤミナ・ワイナリーは、ハンガリーから移住したJoseph Zeltzerによって1952年に設立されました。最初はEliaz Wineryと名付けられ、その後幾つかの変遷を経て、1990年代半ばより現在のビンヤミナ・ワイナリーの名前となっています。
当初はビンヤミナ地域のローカルなブドウ畑からブドウを得てワイン作りが始まったのですが、60年を経た今ではイスラエル全土にブドウ畑を構え、イスラエルで5番目の規模のワイナリーに成長しています。
*ビンヤミナ・ワイナリーについては右をご参照下さい:ビンヤミナ・ワイナリー
*イスラエルのブドウ畑については右をご覧下さい:イスラエル全土で育まれるワイン造り
1.”The Chosen” シリーズ
ワイナリーのハイ・エンドのラベルで、6種類のワインから成り、その一つ一つに大祭司の胸当てに飾られる尊い宝石の原石の名前が付けられています。 ワイン職人の監督の下に手摘みによる細かなブドウの収穫と選別が行われ、製造プロセスにも、ブドウに人工的な負荷が掛からないよう重力による自然落下が工夫されるなど、その後の長期熟成期間も含め、全ての製造過程に細心の注意が払われています。
ダイヤモンド 2012 ( Diamond 2012 )
商品番号 |
W12080 |
タイプ |
赤 |
ブドウ品種 |
カベルネ・ソーヴィニョン 55%
メルロ 20%
シラー 20%
プティ・ヴェルド 5%
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アルコール度数 |
14% |
内容量 |
750ml |
生産年 |
2012年 |
味わい |
辛口 フルボディ |
ご購入はこちら:http://www.ijcmdot-com.jp/
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ゴラン高原、上ガリラヤ及びジュデアンヒルズで収穫されたカベルネ・ソーヴィニョン、メルロ、シラー、プティ・ヴェルドのブレンドです。それぞれがフレンチオーク新樽にて20か月間熟成の後、最適なワインが選ばれてブレンドされ、最小限度の清澄とフィルタリングを経て瓶詰されます。そしてさらに少なくとも一年間セラーでの熟成を経て出荷されています。
色は艶のある、黒味を帯びた濃いルビー色。豊かな果実味、柔らかくスパイシーな香り、コーヒー風味あるいは土の香り、スモーキーな香り等々、複雑味豊かな香りが広がります。フルボディの味わいで、長いフィニッシュと共に、バランスの取れたエレガントな味わいが楽しめます。
参考: 宝石の名前の付いたワイン第4弾 - ダイヤモンド
ルビー 2011 ( Ruby 2011 )
ガリラヤ地方で収穫されたシラーとジュデアンヒルズで収穫されたヴィオニエのブレンドです。
それぞれフレンチオークの新樽で16か月間熟成の後にブレンドされ、最小限度の清澄とフィルタリングを経て瓶詰され、さらに貯蔵施設で1年間熟成の後に出荷されます。濃縮感のあるフル・ボディの骨格に、果実の豊かな風味、胡椒の新鮮でスパイシーな味わい、そして適度の酸味がバランスよく溶け合い、これに木の焦げた香りやスモーキーな香りが重なって、複雑味豊かな味わいを醸し出しています。
参考: 宝石の名前のついたワイン第2弾 - ルビー
サファイア 2011 ( Sapphire 2011 )
商品番号 |
W11083 |
タイプ |
赤 |
ブドウ品種 |
カベルネ・ソーヴィニョン 40%
メルロ 40%
シラーズ 20%
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アルコール度数 |
14% |
内容量 |
750ml |
生産年 |
2011年 |
味わい |
辛口 フルボディ |
ご購入はこちら:http://www.ijcmdot-com.jp/
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上ガリラヤ地方及びゴラン高原で収穫されたブドウが使われており、それぞれフレンチオークの新樽で16か月間熟成の後、最小限度の清澄とフィルタリングを経てブレンドされます。その後瓶詰され、貯蔵施設で1年間熟成の後に出荷されます。
2009年のヴィンテージはブドウの出来の良い年で、特にカベルネ・ソオーヴィニョンにとっては素晴らしい年でした。さらにこの年は幾つかのブドウ畑で収穫量を制限した事により、バランスの良い、熟してもみずみずしさの残るブドウが収穫されました。
豊かで輝きのあるな色合いに濃縮されたアロマ、香りが漂い、酸味、スパイシーな味わい、渋みのバランスがとても良く、複雑味豊かな味わいです。後に長く続く余韻には、ミント、ブラックチェリー、ココアの香りが重なります。
参考: 宝石の名前の付いたワイン・シリーズ - サファイア
2.リザーブ・ シリーズ
ワイナリのフラグシップ・ラベルで、主に上ガリラヤ・下ガリラヤ地域にあるブドウ園で収穫されたブドウで作られています。全部で8種類の赤・白ワインからなり、各々のブドウの代表的な特徴を体現したシリーズとなっています。
カベルネ・ソーヴィニョン 2012 ( Cabernet Sauvignon 2012 )
上ガリラヤ地方の石灰岩テラロッサ土壌とゴラン高原の深い玄武岩質の土壌が隣接する地域に植えられたブドウから作られていて、これらテロワールの特徴を映し出すとともに優れた冷涼な気候に育まれ、色、香り、味わいの長期熟成が可能なワインとなっています。
ブラックベリーやチェリーの熟した果実のアロマが漂い、これに焦げたコーヒー豆の香りやミントの香りが交ざります。ミディアム~フルボディの味わいで、最初は幾分強めのタンニンが広がりますがフィニッシュは驚くほどソフトで滑らかです。フレンチオーク樽で18か月間熟成され、全体として芳醇でバランスの良いワインに仕上がっていて、16℃~20℃が飲み頃です。
参考: 今日のワイン - Binyamina カベルネ・ソーヴィニョン
メルロ 2011 ( Merlot 2011 )
上ガリラヤ地方のテラロッサとゴラン高原の玄武岩が交ざる土壌は効果的な土中の換気を可能とし、併せて昼間は暑く夜間は涼しい冷涼な気候がブドウの色、香り、味わいに理想的な環境をもたらしています。手済みで丁寧に収穫されたブドウは、最適な風味やアロマを抽出する為に15日間皮と一緒に発酵・浸漬され、圧搾・清澄を経て、フレンチオーク樽で14か月間熟成されます。
色は深い赤紫色で、ブラックベリーやプラムのアロマと共に優しいココアの香りが漂います。凝縮した豊かな果実風味、柔らかな酸味、そして心地よい複雑味がバランス良く交り合い、ハーブの風味と長いフィニッシュの中に漂うミネラル感がエレガントで豊かな質感を醸し出しています。
参考: まろやかで、芳醇な味わいのメルロ
シラーズ 2012 ( Shiraz 2012 )
上ガリラヤ地方と南部ゴラン高原で収穫されたブドウから作られています。3週間発酵・浸漬され、圧搾・清澄を経て、アメリカンオーク樽とフレンチオーク樽で12か月間熟成された後にブレンドされます。
色は深いルビーレッド。熟した果実香と共にチョコレートやコーヒーの香り、ロースト香が漂います。凝縮した豊かな果実風味にピリッとくる爽やかな白コショウの刺激、柔らかな酸味がバランス良く交り合い、透明感の漂う穏やかな味わいが広がります。
参考: イスラエルのシラーとシラーズ
シャルドネ 2014 ( Chardonnay 2014 )
上ガリラヤ地方のブドウ園で、手摘みで収穫されたブドウは房ごと圧搾され、300リットルのフレンチオーク樽で発酵されます。その後一部はマロラクティック発酵に、また残りの一部はステンレスタンクに移され、9か月の熟成の後、75%がオーク樽熟、25%がステンレスタンク熟成のブレンドとなります。これらの絶妙のバランスが豊かで複雑味のある、かつ新鮮なワインを生み出していて、柑橘類、ピーチ、熟したメロン、バニラ等々の香りが漂い、舌触りは滑らかで上品であり、バランスの良い余韻が長く続きます。
すぐに飲んでもお楽しみ頂けますが、さらに3~5年の熟成ポテンシャルを秘めたワインです。
参考: 秋の味覚とシャルドネ
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