イスラエル人と気配り

気配りと言うと日本人のお家芸。一方で海外の人達と働く中でその違いを目の当たり
にしてきますと、日本人はどうしてこうも相手の事ばかり気に掛けるのか、と思った
りもします。イスラエル人はちょうど日本人の対極にある感じでしょうか。確固たる
自己の価値観が中心で、相手がどう思うかは二の次のように見えます。最も彼らも
相応に気配りはしていて、日本人のそれとは違うだけなのでしょうけれど。

ビンヤミナ・ワイナリーからワインのサンプルが届いた時の事。頼みもしていないの
にギフト用の化粧箱やカタログ、パンフレットなどが一緒に送られてきて、細やかな
心遣いにビックリ。同梱のワイン送料の一部も負担してくれているじゃありませんか。
日本での話なら別に驚くことでもなく、マーケティング活動にすぎないのですが、
こんなことはめったにある事ではありません。何となく日本人の気配りにも相通ずる
ところがあって、親しみがわきますよね。
そして何という効果でしょう。ビンヤミナのワインの味わいには、どこかきめ細やか
さが有るようにさえ思えてきます。