少年ダビデが巨人戦士ゴリアテと戦った地でワイン造り

少年ダビデが巨人戦士ゴリアテと戦った地でワイン造り

エラ・ヴァレー(エラの谷)は、旧約聖書『サムエル記』の逸話に出てくる少年ダビデが巨人戦士ゴリアテと戦った舞台として知られています。この少年ダビデとは、後にイスラエルの2代目の王となるダビデ王のことです。ミケランジェロの代表作の1つである「ダビデ像」で有名ですね。

エラの谷と呼ばれる一帯の一番小高いところに、この地域原産の大きなテレビンの木(高さ:17m、幹周り5.2m、枝の広がりが直径23m)が立っていまして、実はこの木(ヘブライ語でterebinはElah)にちなんでエラの谷と名付けられました。

この辺りは元々ぶどうの栽培に適した地域として知られ、紀元前3,000年~4,000年の古代からブドウ栽培と上質なワイン醸造が行われ、ワイン造りでは歴史ある地域なのです。

そしてこの地でワイン造りを進めるエラ・ヴァレー・ワイナリーの、エヴァーレッド・シリーズのエチケットには1本の木が描かれていて、この木は上述のエラの谷を象徴するテレビンの木を模したものです。

エヴァーレッドのブレンド赤ワイン

エラ・ヴァレー・エヴァーレッドのブレンド赤ワイン

カベルネとメルローが毎年その主役を交代しながら、少しずつ他の品種も加わって趣を変えるワイナリー自慢のブレンド赤ワインです。長期熟成にも適した構造と深みを持つワイン造りが続けられ、現在のヴィンテージ2021年はプティ・シラーを主役にメルローとカベルネが脇を固め、これにシラーも加わって、それぞれの品種が持つ個性的な特徴を巧みに調和させた何とも魅力溢れるたたずまいを見せています。

個性に富み調和の取れた味わい広がる赤ワイン

ミディアムボディの軽やかな飲み口に、ブルーベリーの凝縮した香りやザクロの風味が広がり、軽やかな酸味が果実味と溶け合い、渋みはほとんど感じさせない滑らかで柔らかなタンニンがそっと重なります。
これにハーブの香りやほのかにタバコ香も加わって、フルーティでありながら力強さも感じられる何とも魅惑的で透明感溢れる味わいをかもし出し、澄んだ青いニュアンスが漂うのです。

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