エメラルド・リースリングとコロンバールのブレンド白ワイン|ティシュビのデイリーワイン

エメラルド・リースリングとコロンバールのブレンド白ワイン|ティシュビのデイリーワイン

ティシュビ・ワイナリーといいますと、既にご紹介しているとおり、葡萄作りに農薬や、殺菌剤、除草剤等々を使用せず、また肥料を使う事も無く、土壌の力を信じてブドウを育てる自然志向のワイン造りを続けている造り手ですが、コーシャに留まらずヴィーガンワインやオーガニックワインも造っているワイナリーです。

実はティシュビは、コロンバールを使ったブランデーやスパークリングワインも手がけていまして、コロンバールを扱うのは手慣れた物。

今回ご紹介しますのはこのティシュビの特色溢れる品種の1つであるコロンバールと、イスラエルの白ワインで一番人気のエメラルド・リースリングをブレンドした白ワインです。

すっきりとした酸味が心地良いフレンチ・リースリング

ワイナリーの自然志向のワイン造りと品種の特徴が味わいにも色濃く現われていまして、フローラルな香り、ハーブやほのかに甘い果実香が溶け合う自然味豊かな香りが漂います。

現在販売しているヴィンテージ 2020年からは、以前に比べてコロンバールの爽やかですっきりとした酸味がより存在感を放ち、これにエメラルド・リースリングのほのかな甘みが優しく寄り添い、なめらかな口当たりで飲みやすく、食前酒にも楽しめる飲み口となっています。

ティシュビのフレンチ・リースリング2021

変わらぬイスラエルの香り

2015年から販売を続けているティシュビですが、切っ掛けはティシュビの造るエメラルド・リースリングがすっかり気に入りましてね。ほのかな甘みの中にイスラエルの空気を感じたものでした。

このエメラルド・リースリングも今ではフレンチ・コロンバール(米国ではコロンバールをこう呼びます)とのブレンドワインに姿を変え、名前もフレンチ・リースリングとなっていますが、変わらぬほのかな甘みと苦みの中にイスラエルの匂いを当時のままに感じさせてくれています。

そして葡萄が生産されているのはショムロン地域

ショムロンは、イスラエルのワイン産地の重要な地域の1つです。

イスラエルで最も大きなワイン産地であり、ハイファのあるカルメル山麓の南側を含む沿岸地域に広がっていて、ジフロン・ヤーコヴとビンヤミナの2つの町を取り巻く渓谷に多くのブドウ園が造られています。

カルメル山麓の寒冷気候と地中海の温暖な気候の両方の恩恵を受け、また石灰質の粘土、テラ・ロッサ、白亜質の石灰岩などが入り交じる特色ある土壌に恵まれ、古くから大々的に生産が続けられている地域の一つです。

また近年の特筆すべき事項として、1880年代にエドモンド・ロスチャイルド男爵によって大がかりな開拓が始まった事が挙げられ、それ以後、イスラエルの最も伝統的かつ最大のワイン生産地域として発展して来た地域なのです。

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